主様のことですので、マニュアルなどは当然見ず、直観力で突き進んでいきます。
「撮影に行くぞ」と言い、わたしを助手席に乗せました。
泊りがけだそうです。
旅行だ!!
お泊り用品はなにも持ってきてないけど、どうにかなるだろうw
わたしには目的地がはっきりとわからないまま、主様は200kmほど走行。
もう外はとっぷりと日が暮れています。
主様は予告なく、水際で車を止められました。
「出て。」外は真っ暗でなにも見えません。
ただただ、波の音だけ。
「脱いで。」夜の暗がりとはいえ、こんなシチュエーションにまったく慣れていないわたし。
「撮るよ。」おろおろしているそばで、主様はカメラを取り出す気配。
(暗くて見えない)
着ていたカットソーを脱ぎ、もじもじと主様の前と思われる位置に立つ。
わたしの体に、ちいさな緑色のライトがあたる。
カメラがこっちを見てるんだ。距離を測っているのね。
主様がシャッターを切り始めた。

風が強く、冷たい。

時折波しぶきが身体にかかる。

対岸にともる、ほのかな生活の灯り。

動いたらいいのか、止まったらいいのかわからなかくて
主様にどうしたらいいか伺いました。
それに、跡がつくから下着はつけていないほうがいいし、すぐに脱げないジーンズやブーツは避けたほうがいい。外で撮影することがなかったので、そんなことにも気づいていませんでした。
はじめての泊りがけの小さな旅。
その思い出をわたしのPCに放り込んで、主様は帰られていきました。
契約の切れ目で、2週間ほどの秋休みをぼんやりと抱えていたわたし。
その間にお茶碗を5枚も割ったりして、かなりへこんでいたのですが、主様に新しい経験を与えていただいて、心機一転。次のお仕事も頑張れそうです^^
旅の思い出は、これからぽつぽつエントリーしていきたいと思います。